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【幼児食・離乳食後期おやつ】アレンジむしぱん

ほわっ。

お鍋のフタを開けたら蒸気が目の前をおおって、中にはふかふかの蒸しパン。
まあるいあたまが湯気からのぞいて、とってもおいしそう。


こんにちは、栄養士の高橋です。
今回ご紹介する樹の子のレシピは、もちふわ食感の特製蒸しパン。小麦・卵・牛乳を使わず、離乳食後期から食べることができるレシピです。余計なものは入っていないので、妊婦さん、授乳中の方でも安心してお召し上がりいただけますよ◎


今回はなかでも、りんごの甘さがホッとする「りんごのむしぱん」のレシピをご紹介します。イチオシの蒸しパンで、子どもたちもおやつの時間にほおばる姿をよく見かけます。

【りんごのむしぱん】

◎材料(直径5cmのカップ4個分)
・りんご 120g
★砂糖 30g
★食塩 ひとつまみ
・米粉 90g
・豆乳(または水) 50ml
・なたね油 大さじ2
・コーンスターチ 10g
・ベーキングパウダー 小さじ1


◎調理手順
 りんごを1cmの角切りにして、大きめのボウルに入れ、★をからめる。水分が出るまで15分置いたら、りんごの果肉を取り出しておく。
ここでしっかりりんごの水分を抜いておくことで、蒸した時に生地がべちゃっとするのを防げます。


 ①のボウルに、豆乳と米粉を加えてよく混ぜる。
 ダマがなくなったら、油を加えてさらに混ぜる。
ここはこどもたちの出番!ぐるぐるとしっかり混ぜてください。


 ベーキングパウダーとコーンスターチを加えて、さらに1分ほどしっかり混ぜる。
この混ぜ工程で、膨らみ具合が変わってきます。子どもたち、がんばれ〜!(笑)
りんごの果肉を加えて軽く混ぜたら、カップに流しこむ。蒸気が上がった蒸し器に入れ、強火でおよそ13分蒸す。
蒸し器から出る湯気はとっても熱いので、やけどにはご注意を。


竹ぐしをさして生地がついてこなければ…
できあがり〜!

りんごの優しい甘さと、生地のもちふわ感にほっこり。
冷めてしまった場合はレンジで10〜30秒ほどチンしてみると、ふかふかの生地が復活します。


蒸し器がおうちにない方は、大きい鍋かフライパンに水を入れて沸騰させ、お湯にカップを2cmほど沈めてフタをすれば簡単に蒸せます。生地に水滴が入るのをふせぐため、鍋とフタの間には濡れふきんを被せてくださいね。
蒸し時間を増やせば、マグカップに入れてマグカップ蒸しパンもできちゃいます。そのときはマグカップが熱いのでやけどしないようしっかり冷ましてください。


離乳食後期のお子さんにはのどにつまらないよう、1cmくらいにちぎると食べやすいです。


【アレンジメニューのご紹介】

この蒸しパン、食材を変えていろんなアレンジを楽しむことができます。ふだんなら食べない野菜を、つぶして生地にこっそり混ぜてみると「おいしい〜」って言いながら食べることも。園ではよく、小松菜やにんじんをつぶしてペースト状にして混ぜています。野菜をペーストにする作業は、すり鉢でお子さまにお願いしてもいいですね◎

ぜひ挑戦してみてほしい、イチオシの蒸しパンアレンジ例をご紹介します!

■ウインナーむしぱん

りんご蒸しパンのりんごを、ウインナー・ピーマン・たまねぎ(合わせて100g)に変更したメニュー。豆乳は80mlで作ってみてください。おかず系蒸しパンはコーン、グリーンピースなどの豆類、じゃがいも、にんじんなどの根菜などを使ってもおいしくいただけます。
具材を細かく切ったあと、電子レンジでチンしたり、湯通しをしたりと、あらかじめ火を通しておきましょう。野菜独特の苦味やくせがなくなり、生煮え防止にもなりますよ◎



■さつまいもの抹茶むしぱん

りんごをさつまいも(100g)に変更し、生地に抹茶(0.5g)を加えた、ほっこりする和の組み合わせです。加える豆乳は80mlに。さつまいもを5mm程度の角切りにし、火が通るまでレンジでチンして、蒸す前の生地に混ぜてください。

そのほか、ばなな・かぼちゃ・にんじん・黒豆・あずき…。また砂糖の代わりに黒糖を使ったシンプルな黒糖むしぱんなど、自由な具材で作ることができます。
日によって材料を変えて、子どもたちに今日はこの味だよ、と“日替わり蒸しパン屋さんごっこ”なんていうのも楽しそう~


おやつは何を作ろうか迷いがちですが、基本となる分量を覚えておけば、ちょっとした冷蔵庫のあまりものでできちゃうこのレシピ。それぞれのご家庭のマイ蒸しパンに挑戦してみてください♪


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